「普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方」を読んだ上で、セミリタイアを目指す人が具体的にやるべきことを考える
ブクマ 数 5000 オーバーの超人気記事「普通の人が資産運用で 99 点をとる方法とその考え方」の内容を前提として、普通の人が具体的にどのようなアクションを取るべきかを、かなり具体的な例を挙げながら考えていきます。
前提:極力早い段階でのセミリタイアを目標とする
いきなりですが、多くの人ができることなら「不労所得を得てセミリタイアしたい!」と思っているのではないでしょうか。
そこで今回は、4%ルールを用いて資産を切り崩しつつ、セミリタイア(or リタイア)して生活できるようになるためにやるべきことを、できる限り具体的な数値と投資先を示しながら考えていきます。
参考:4%ルールに対するありがちな 3 つの誤解 あなたの FIRE のための投資手法は本当にそれで大丈夫ですか? - FIRE in Japan
戦略
わかりやすくするために、月の手取りが 20 万円で生活費が 10 万円の人がいるとします。
ここから、投資に回せる金額を 10 万円とした場合、以下のような戦略が考えられます。
- つみたて NISA で eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)を月 33,333 円積み立てる
- 特定口座に eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)を月 66,667 円積み立てる
- ネット証券は楽天証券を使う
ここではできる限り具体的な例を挙げたかったので投資先を eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) としましたが、もちろん元記事にあるように eMAXIS Slim 全世界株式 などでも良いでしょう。
ただしネット証券に関しては、つみたて NISA を行うのであれば現時点では SBI 証券よりも楽天証券のほうが望ましいと考えます。
参考:楽天証券のほうが望ましい理由
主な理由は楽天ポイントのたまりやすさです。
例えば、楽天証券でつみたて NISA を行うと、楽天カード での決済ができ、この場合 1%のポイントが付与されます。毎年 40 万円つみたて NISA を利用する方であれば、年間 4000 ポイントもらえる計算になります。
SBI 証券にはこのようなポイント付与がないため、現時点では楽天証券のほうがお得です。
そして、4%ルールを用いて生活費として月に 10 万円ずつ切り崩しができるまで資産形成に成功したら、つまり今回のケースであれば 120 万円 × 25 = 3000 万円となれば晴れて(セミ)リタイア生活を開始できます。
資産形成に成功したあとは 定期売却サービス を用いて資産を切り崩していくのが良いでしょう。
ちなみに、多少雑にはなってしまいますが、運用リターンを仮に 5%とおき、月に 10 万円ずつ投資して 3000 万円になるまでにかかる期間は約 16 年 3 ヶ月です。
これは、積立かんたんシミュレーション で試せます。
よくありそうな質問
元記事 にもあるように、ここからは蛇足ですが「よくありそうな疑問」に答えていきます。
※筆者の意見が多分に含まれた内容となっておりますのでご了承ください。
なぜ iDeCo を利用しないんですか?
今回のケースでは「極力早い段階でのセミリタイア」を目標としており、老後資金を貯めることを目指していません。老後のために資金を貯めたい方であれば、iDeCo はやったほうが良いと思います。
ただし、iDeCo は原則 60 or 65 歳 まで引き出すことができません。その点は注意しておきましょう。
高配当株を買わない理由はなんですか?
確かに、最終的に資産を切り崩していくインデックス投資よりも、高配当株を買って配当をもらいながら生活するほうが安心感がありそうです。しかし、それでも高配当株を買わない理由はいくつかあります。
まず、配当を再投資して資産形成する場合、余計に税金を払う必要があるからです。基本的に最初は資産を形成するために毎年積み立てを行うかと思いますので、当然配当でもらった分も再投資することになります。その場合、配当受取時にかかる税金分だけインデックス投資よりも損をしてしまいます。
また、利回りの面でも高配当株はインデックス投資に劣るケースが多いです。具体例は省略しますが、気になる方はぜひ調べてみてください。
とはいえ、高配当株にメリットがあるのも事実です。高配当株のメリットは、心理的に安定しやすいことです。資産の大半をインデックス投資に割り当て、そこから引き崩して生活をしていく場合、資産が目減りしたときの心理的ダメージは計り知れません。
一方で、高配当株であれば資産が目減りしても配当はもらえるので、心理的ダメージが比較的少ないでしょう。
インデックス投資で資産を増やしたあとに、高配当株に乗り換えるのはどうですか?
個人的にはおすすめしません。理由としては、乗り換えるタイミングが難しいからです。
例えば、最初 20 年はインデックス投資を行い、20 年経ったら一気に高配当株に乗り換えることを考えてみます。この場合、20 年後に自分の資産が増えていればよいのですが、減っていたときにどうするか?という問題があります。
例えば平均利回り 5%の投資信託だったとしても、それは平均した値であり、ある年を抜き出してみるとリーマンショックやコロナショックのある年のように、資産がかなり減ってしまっている年というものが存在します。
それがあっても長期で見たときに資産が右肩上がりになっていくのがインデックス投資のうまみなので、それを自ら崩すのは良くないのではないか、ということです。元記事にもありますが、素人がマーケットタイミングを計るべきではありません。
4%ルールがうまくいくのは米国株式(S&P500)と米国債券を 50:50 で保有したときのケースですよね?株式のみで大丈夫ですか?
確かにそうですが、個人的には元記事の通りポートフォリオに債権を組み込み、アセットアロケーションをリバランスするのは多くの人にとって難しいと考えます。心配な方はトリニティ研究の詳細を調べてみてください。調べてみた結果として、リバランスに自信がある方は債権を購入しても良いと思います。
また、資産の枯渇が不安な方は、生活する上で必要な資金をより減らして 4%ではなく 3.5%ずつ引き出したり、必要に応じて働く時間を少し長くしたりするなどして対応できます。
何度も繰り返しになりますが、多くの方は「セミリタイア」を目指しており、完全なリタイアを望んでいないと思っています。週 5 で働くのは嫌でも、週 1~2 で働くのはそこまで苦ではないはずです。
暗号資産への投資についてどう思いますか?
元記事でも多少言及があった暗号資産(仮想通貨)ですが、個人的には向き合い方次第だと思っています。
ただ前提として、この界隈は悪質な詐欺が多く、情報リテラシーが高くないとカモにされやすいと感じています(一般的な投資も同じかもしれませんが、より酷い印象です)。ですので、情報を追うにしても何か一つの情報源を信用せずに、いろいろな人の発言を比較したり、一次情報を参照したほうが失敗が少ないです。
一方で、自分の技術リテラシーに自信がある方は、ベースとなる技術を調べるとかなりの恩恵を受けられる可能性があります。個人的にはいきなり投資を始めず、そもそも暗号資産の基盤となる技術の仕組みについて調べてみることをオススメします。
個人的な話ですが、最近は自分もまた界隈の情報を 追い始めました 。
一度積み立ての設定を完了したら、あとは何もやらなくて良いですか?
はい、基本的には何もせず、本業に集中するのが良いでしょう。投資で成績が良い人は皮肉にも「運用しているのを忘れている人」なんて話もあります。
一方で、個人的には投資の制度に関する情報のキャッチアップは続けるべきだと思っています。例えば、昔はつみたて NISA などの制度はありませんでした。このような制度はうまく活用すると税金の支払い金額を抑えられるので、極力利用したほうが良いでしょう。
おわりに
この記事の結論だけもう一度書いておきます。
極力早い段階でのセミリタイアを目指す人の最適解(月に 10 万円投資できる場合)
- つみたて NISA で eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)を月 33,333 円積み立てる
- 特定口座に eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)を月 66,667 円積み立てる
- ネット証券は楽天証券を使う
- 必要な分の資産形成に成功した後は定期売却サービスを用いて資産を切り崩しながら生活する
一応、自分は投資のプロでもなんでもない一介のソフトウェアエンジニアですので、プロの視点から見ると間違いがあるかもしれません。
この記事自体は 元記事 に感銘を受けてまとめたものであり、自分が知り合いに投資について質問されて何か教えるとしたら元記事を読むことを勧めます。この記事はより具体的な方法論と、もう少し俗っぽい疑問への回答をまとめただけに過ぎません。
もし何かフィードバックがありましたら、ぜひコメントにて教えていただけますと幸いです。
余談:その他の情報源について
さらに蛇足になってしまいますが、今回紹介した内容を実践する場合や、その他の制度について知りたい方は YouTube で各種キーワードで検索することをオススメします。今は投資系のチャンネルが増えており、自分もいくつか動画を見て参考にしました。その際、一人の言うことを過信するのではなく、いろいろな人の意見と比べながら参考にすると良いでしょう。
また、一応何か書籍を読んでおきたい!という方がいれば、個人的には一冊だけ「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」という本をオススメしておきます。ただ、結論は元記事と似たような内容になっていますし、この本自体の要約も YouTube で調べるとすぐにヒットするはずです。
DeFi、Uniswap、レンディング
10 分で理解する DeFi ブームのこれまでとこれから という記事を読みました。
自分はここ 1 年くらい、めっきり仮想通貨関連の情報を追うのをストップしていたのですが、激しく後悔しました。
過去の経験から、こういうのは自分で身銭を切った方が理解しやすいことを知っていたので、さっそくいくつかのサービスに登録し、使ってみました。
※説明を簡単にするために、一部厳密性に欠ける表現があることはご了承ください。
DeFi
上記記事にもありますが、昨今は DeFi がバズワードになっています。これは Decentralized Finance(分散型金融)と呼ばれるもので、一般にはディファイ、ディーファイなどと呼ばれています。
自分が界隈の情報を追っていた頃は、DEX(Decentralized Exchange)というワードのほうが浸透していました。が、感覚的には似たような意味合いであると理解しています(DeFi のほうがより広い意味合いを持っている)。
要は中央管理者がいない取引所などの金融サービス全般のことを指しますが、定義は曖昧です。当時の自分はこれだけでも非常に興味をそそられましたが、現在は当時に比べるとより進化しているようでした。
Uniswap
DeFi の火付け役となったサービスが Uniswap です。こちらは、旧来の DEX と比べて非常に利用しやすいサービスであると評判となり、急速に普及しました。
Uniswap を通じて、ユーザーは仮想通貨の交換(Swap)や、流動性の担保(Pool)を行えます。
「流動性の担保」というとイメージがしにくいかもしれませんが、ざっくりいうと自分の持っている通貨を 2 種類あずけることで、その通貨ペアの流動性を高め、その通貨ペアの取引手数料の一部をもらえる仕組みです。かなり雑な説明ですが・・・。
実際に自分も Swap と Pool を行ってみましたが、確かにとても使いやすかったです。これであれば、多くのユーザーが使えるのも納得できます。
Pool に関しては、Uniswap Info から流動性を担保することによって得られる年利を確認できます。
この記事の執筆時点では、最も流動性のあるペアの ETH-USDT が年利 30%を超えています。なかなか夢のある話ですね。
レンディング
一方で、仮にこの Uniswap を利用して流動性の担保を行い、収入を得る際はある程度の情報リテラシーが求められます。Uniswap 上で流動性の担保をするまでにユーザーが行う手順としては下記のとおりです。
- MetaMask 上にウォレットを作る
- MetaMask 上のウォレットに仮想通貨を入金する
- MetaMask と Uniswap を接続する
- Uniswap 上で通貨ペアを選択し Pool する
先に触れた note の記事でも書かれていますが、そもそも MetaMask を使ってウォレットを用意することですら困難に感じるユーザーも一定数いそうです。
また、これは余談ですが、現在は通貨ペアを Pool する際に、それなりに高い手数料を求められる(自分が試した時点では日本円で 1000 円前後)ので、少し手を出しにくいかもしれません。
もし仮にもう少し簡単に金利収入を得ようと思ったら、中央集権なサービスを利用することになりそうです。自分も過去に少し手を出していましたが、今ではよりサイトの種類も、そのサイトが提供するサービスの種類も増えていました。
一般にこれをレンディングやファンディングといったりするので、気になる方は「仮想通貨 レンディング」などで調べてみてください。
参考までに、おそらくこの手のサービスを提供している取引所で最も有名なのは Binance です。Binance は元々仮想通貨の取引所として名を上げたサービスでしたが、最近は各種レンディングも提供しているようでした。登録後、ヘッダーの「ファンディング」から各種サービスを確認できます。
また、自分が以前から利用しているサービスは Bitfinex です。Uniswap で扱われているのは ERC20 系トークンなので、BTC を預けることはできないのですが、ここでは BTC を預けることができるので(少額ですが)利用しています。
それ以外にも、最近だと BlockFi や CoinLoan など、数多くのサービスが出ているようです。いずれも BTC を預けることができ、金利も十分高いですが、中央集権なサービスなので一定のリスクがあることは覚悟したほうが良さそうです。
おわりに
久々に界隈の情報を追って、実際に自分でいくつかのサービスを使ってみたり、登録したり、設定を見直したりしてみました。
改めて、この界隈は本当に情報と技術リテラシーが求められると感じました。自分もまだまだですが、今後はまた定期的に界隈の情報をウォッチする癖をつけたいと思います。
しなやかマインドセット vs 硬直マインドセット
マインドセット 「やればできる! 」の研究 という本を読みました。
この本は「硬直マインドセット」と「しなやかマインドセット」を持つ人を比較しながら、いかに「しなやかマインドセット」をもつことが大切かを説明した内容となっています。
この記事では備忘録として、自分が本書を読んで重要だと思った箇所をまとめておきます。
マインドセットをしなやかにする方法
硬直マインドセットとしなやかマインドセットの比較に関しては、以下の表がわかりやすいです。
一言でいうと、硬直マインドセットの人は「ひたすら自分は有能だと思われたい」人、しなやかマインドセットの人は「ひたすら学び続けたいと思っている」人、ということになります。
そして、本書ではしなやかマインドセットになるための方法も書かれているのですが、やはりそれは「地道にマインドセットを変化するための行動を繰り返すこと」が重要とのことです。
まぁ当然っちゃ当然なのですが、硬直マインドセットの人が自分のマインドセットを変えるためには、それ相応の努力が必要そうですし、一度うまくいったとしてもそれを継続しなければいけないですよね。
参考:マインドセットを変化するための行動
本書で紹介されている、マインドセットをしなやかにするためのヒントとなるような説明を 1 つだけ挙げてみます。
あなたは人から冷たく拒絶されると、自分が否定されたように感じて、恨みや復讐心をいだくだろうか。あるいは、傷ついても相手を許そうとし、そこから何か学んで前向きに歩もうとするだろうか。これまででもっともひどい仕打ちを受けたときのことを思い出してほしい。そのときの感情をすべて再現し、しなやかなマインドセットでそれを見つめてみよう。その経験から何を学んだだろう。自分が人からされたいことと、されたくないことがわかったのではないか。その後の人間関係で役立つことを学んだのではないか。あなたはその相手を許して、その人の幸せを祈ることができるだろうか。恨みを忘れることができるだろうか。
これは第5章のビジネス―マインドセットとリーダーシップからの引用です。割と自分も対人関係でネガティブな印象を受けることが多いと感じていたので、考えを改める必要があると思いました。
本書を読む方に向けたアドバイス
これはどのような本を読むときにも使えるテクニックですが、本書に関しては 解説の動画がいくつか YouTube にあります ので、それを見てから本書を読んだほうが理解がスムーズかと思います。
そして、本書は基本的な構成としてジャンルごとのマインドセットの話(スポーツ、ビジネス、人間関係など)のあとに、そのジャンルにおいてマインドセットをしなやかにするためのアドバイスが章末に書かれています。
ですので、実践方法を手っ取り早く知りたい方は章末の「マインドセットをしなやかにするには?」という項目を読むのが良さそうです。
また、最後の 8 章にはマインドセットをしなやかにするための方法論だけが書かれているので、「しなやかマインドセットになることの重要性はもうわかったから、その方法論だけ知りたい!」というせっかちな方は、この章だけ集中して読むのもいいかもしれません。
個人的には、概要を動画で掴んだ上でより重要だと思う箇所を抜き出して読むだけでも十分な内容だったと感じています。
おわりに
正直なところ、恥ずかしい話ですが今の自分は「ひたすら自分は有能だと思われたい」人なような気がしています。
もちろん、しなやかマインドセットの重要性はよく理解できている・・・つもりですが、理解できているつもりというだけでそれを実践できているとは言い難いです。
そして、それを実践できるようになるためには地道な努力が必要かと思うので、これからは少しずつ変化できるような行動を続けていきたいですね。
最近のNuxt.js関係の仕事内容
を参考に、自分も書いてみます。
ここ最近は Nuxt.js を用いた開発の仕事をしており、新規機能開発や現行の機能の改修のほかに、開発体験をよくするためのタスクを消化していくことが多いです。
以下に、改善系のタスクで実際にどのような仕事をしてきたか雑にまとめてみます。
- Nuxt.js のバージョンアップ
- TypeScript の導入
- Vuex に型を付与
- フロントエンドからの API 呼び出し方法の見直し
- 無駄なリクエストの削除
- 無駄なコンポーネントの削除
- 不要な layout ファイル の削除
- エラーハンドリングの方法の見直し
- 監視ツールの導入
- 分析ツールの導入
- sitemap の設置
- フロントエンド開発のためのドキュメントの整備
- 無視されている ESLint のルールの改修
- ESLint と Prettiter を連携するための設定ファイルの記述
- Jest を用いたユニットテストの環境を整備
- Puppeteer を用いた E2E テスト環境の整備
- フロントエンドの各種パッケージのアップデート
- .npmrc で save-exact=true する
- CSS 設計の見直し(不要なスタイルの削除、グローバルなスタイルの見直し、各種値の変数化など)
- TypeScript の型定義の追加と修正
- モダンでない JavaScript の記法の修正や指摘
- Vuex から Nuxt Typed Vuex への移行
「最近の Nuxt.js 関係の仕事内容」ってタイトルつけといてアレなんですが、Nuxt.js 関係ない内容がほとんどですね。許してください 😇
改善を行う際は、極力息が長そうで、特殊な設定を必要とせず、誰でも馴染めそうな内容に変更することを意識しています。
もう更新しなくなった複数のブログをWordPressからJekyllに移行した
前回の英語ブログの移行 に引き続き、WordPress で作っていたブログの移行を行いました。
せっかくなので、今回は移行の手順を簡単に残しておきます。
移行したブログのうちの 1 つ → 仮想通貨ガチホ日記 | 仮想通貨をガチホ(ガチでホールド)している人の日記です
ブログの移行手順
1. WordPress からデータをエクスポートする
まずは WordPress のデータをエクスポートします。今回は移行先を Jekyll にしようと決めていたので、Jekyll Exporter – WordPress plugin | WordPress.org を採用しました。
WordPress のプラグインの追加ページから「Jekyll」で検索するとすぐにヒットするので、そこからプラグインを追加しプラグインを有効化、エクスポートを行います。
2. Jekyll でブログを作成する
次に新しいブログを用意します。Jekyll は Ruby の Gem なので、以下のコマンドでインストールします。
※Ruby の 2.5 以上が必要っぽいです。
$ gem install jekyll
コマンドのインストールが完了したら、jekyll new
コマンドでブログを作成します。
$ jekyll new [ブログ名]
すると[ブログ名]
のディレクトリが作成されますので、移動して
$ bundle exec jekyll serve
を実行します。すると http://localhost:4000 にて新ブログが動作していることが確認できるかと思います。
あとは、先ほどエクスポートしたディレクトリから必要なものを移して動作確認と、その他の移行作業をしていきます。
画像のパスなどを置換する
この時点である程度ブログは動作するかと思いますが、一部注意点があります。
まず、画像のパスはもとのドメインのものがベタ書きでエクスポートされているので、必要に応じて置換してあげる必要があります。
次に、WordPress のプラグインによって動作していた独自タグも置換しなければなりません。面倒でしたが、独自にスクリプトを書いて置換しました。
デザインを少し修正する
利用しているテーマの CSS のディレクトリ(Minima の場合は_sass
)をまるっとコピーしてきて中を書き換えることによって CSS を上書きできます。
レイアウトを調整する
Jekyll のデフォルトのテーマである Minima では、ヘッダーにメニューがありますが、メニューの項目がない場合でもスマホの画面でハンバーガーアイコンが表示されてしまいます。
これを防ぐために、_includes/header.html
を持ってきて該当箇所を削除しました。雑な消し方ですが、目的を達成できたので良しとします。
<header class="site-header" role="banner"> <div class="wrapper"> {%- assign default_paths = site.pages | map: "path" -%} {%- assign page_paths = site.header_pages | default: default_paths -%} <a class="site-title" rel="author" href="{{ "/" | relative_url }}">{{ site.title | escape }}</a> <!-- {%- if page_paths -%} <nav class="site-nav"> <input type="checkbox" id="nav-trigger" class="nav-trigger" /> <label for="nav-trigger"> <span class="menu-icon"> <svg viewBox="0 0 18 15" width="18px" height="15px"> <path d="M18,1.484c0,0.82-0.665,1.484-1.484,1.484H1.484C0.665,2.969,0,2.304,0,1.484l0,0C0,0.665,0.665,0,1.484,0 h15.032C17.335,0,18,0.665,18,1.484L18,1.484z M18,7.516C18,8.335,17.335,9,16.516,9H1.484C0.665,9,0,8.335,0,7.516l0,0 c0-0.82,0.665-1.484,1.484-1.484h15.032C17.335,6.031,18,6.696,18,7.516L18,7.516z M18,13.516C18,14.335,17.335,15,16.516,15H1.484 C0.665,15,0,14.335,0,13.516l0,0c0-0.82,0.665-1.483,1.484-1.483h15.032C17.335,12.031,18,12.695,18,13.516L18,13.516z"/> </svg> </span> </label> <div class="trigger"> {%- for path in page_paths -%} {%- assign my_page = site.pages | where: "path", path | first -%} {%- if my_page.title -%} <a class="page-link" href="{{ my_page.url | relative_url }}">{{ my_page.title | escape }}</a> {%- endif -%} {%- endfor -%} </div> </nav> {%- endif -%} --> </div> </header>
Google Analytics の設定
一応、GA の設定も追加しました。
JEKYLL_ENV=production jekyll serve
で動かしてね、と書いてあったので、Netlify 側に環境変数の設定も追加しておきました。
その他設定
日付のフォーマットを_config.yml
にて、投稿一覧の見出しをindex.markdown
にて調整しました。
# _config.yml # ・・・省略・・・ minima: date_format: "%Y年%m月%d日"
# index.markdown --- # Feel free to add content and custom Front Matter to this file. # To modify the layout, see https://jekyllrb.com/docs/themes/#overriding-theme-defaults layout: home list_title: 投稿 ---
あと、〜
が URL に含まれる記事の読み込みに失敗するようだったので(勝手に~
に置換される)、URL に〜
が含まれるページのパーマリンクを修正し、追加で以下のスクリプトを読み込むようにしました。
const namisen = encodeURI("〜"); const url = location.href; if (url.includes(namisen)) { location.href = url.replace(namisen, "~"); }
これですでにインデックスされたページでも 404 にならずに済みます。
3. Netlify にデプロイする
作成したブログは、よしなに GitHub 等に push しておいてください。
自分はこのまま GitHub Pages で公開しようと思っていましたが、執筆時点では GitHub のフリープランではプライベートリポジトリのコンテンツを GitHub Pages で公開できないようでした。
WordPress から移行したブログの中には自分が書いていることを公開したくないものもあったので困りましたが、代わりにいつも使っている Netlify で公開することにしました。
Netlify 上でデプロイするリポジトリを選択すると、Jekyll を利用している場合は勝手にデプロイの設定を埋めてくれます。便利ですね。
あとは、必要に応じて独自ドメインの設定をして完了です。
速度の比較
一応、速度の比較をしてみます。計測対象はトップページです。
モバイルのスコア | パソコンのスコア | |
---|---|---|
WordPress | 49 | 82 |
Jekyll | 99 | 100 |
まぁ動的サイトと静的サイトの比較なので当たり前なんですが、移行後のほうが速くなって嬉しいです。
この速度を失ってまで、WordPress を利用する価値があるかは考えさせられます(とはいえ、WordPress を利用した場合でもさまざまな最適化はできると思いますが)。
おわりに
2020 年に使ったサブスクリプションのサービス にも書きましたが、これまでは mixhost というレンサバの上でいくつかのブログを動かしっぱなしの状態だったので、これで晴れてこのサーバーの契約も切れそうで満足しています。
ちなみに、本当はブログの移行先は Gatsby なども考えたのですが、雑に Gatsby を使おうとした際にすぐに動かせなかったので断念しました。
今後もブログの執筆を続けるのであれば、おそらく最初に多少手間がかかっても Gatsby などを利用したほうが良さそうです。しかし、今回移行したブログは今後更新する予定もないので、コンテンツだけ無料で公開していれば良い状態ということで Jekyll への移行でよしとしました。
これで、あとはこのブログを移行するだけです・・・!
このブログは今後も更新を続ける予定なので、きちんと環境を整えていきたいです。
返信が遅い人と仕事をするべきでない3つの理由
みなさんは、仕事をするうえで何を意識することが一番大切だと思いますか?
私は「返信を早くする」こと、正確には「返信を遅らせない」ことは、仕事をする上で最も重要なことの 1 つだと考えています。
では、なぜそれが大切なのか、今回は「返信が遅いことによって起きる問題」ベースで考えていきます。
返信が遅い人と仕事をするべきでない 3 つの理由
- 返信が遅い分、仕事の進みが遅くなるから
- 返信が来ることを考慮する間、少なからず脳のリソースを消費するから
- 返信が遅い人は自分がやることを第一優先に考えており、傲慢で他者へのリスペクトが足りない危険性があるから
1. 返信が遅い分、仕事の進みが遅くなるから
仕事の種類にもよりますが、返信を待つ時間が長いとそれだけ全体で見たときに仕事が終わるまでの時間が長くなってしまいます。
「でも毎回相手の返信を最優先でこなしていたら、自分の仕事に集中できないよ」という意見もあるかもしれません。これに関しては後ほど触れます。
2. 返信が来ることを考慮する間、少なからず脳のリソースを消費するから
質問や連絡をした側は、返信が来るまでの時間が遅いと「返信まだかな?」と考える時間が発生してしまい非効率的です。
もちろん、メッセージを送るたびに毎回すぐに「返信まだかな?」とは思いませんが、いつも返信が遅い人に対しては不信感が募ってしまうものではないでしょうか。
3. 返信が遅い人は自分がやることを第一優先に考えており、傲慢で他者へのリスペクトが足りない危険性があるから
返信が遅い人が返信が遅い理由として、
- 自分の仕事に集中していてそもそも来たメッセージに気がついていない
- メッセージには気がついているが、自分の仕事を先にやろうとしている
- メッセージに返信するのが面倒と思っている
- 返信しなければならないメッセージが多すぎて順番待ちになっている
などが考えられます。返信が遅い人は少なくともこれらの理由のうち 1 つに該当しており、例えばその理由が 2
の場合その人は自分のことを中心に考える傲慢な性格をしている危険性があります。
このような人と一緒に仕事をしていて、仕事がうまく進むイメージが湧きますか?私は湧きません。
もちろん、1
の理由のようにそもそもメッセージに気がついていない可能性もありますが、それが頻発する時点でそれはそれで問題です。個人的にはそれを問題と捉えず、いつまでたっても改善しない人とは一緒に仕事をしたいとは思えません。
3
に関しては論外ですが、4
に関してはたまに発生するかもしれません。とはいえ、返信すべきメッセージにテキパキと返信をしていたら、大幅に遅れることはないはずです。
返信を早くする方法
ここまで、返信が遅いことによる問題を整理してきました。
では、その返信を早くするためには何を意識すればよいでしょうか?以下に自分が普段意識していることをまとめてみます。
返信する対象に優先順位をつけない
返信が遅れてしまうケースの 1 つに「複数返信が必要なメッセージがあり、それらに優先順位をつけている間に返信を忘れていた」というものがあります。
これを防ぐために、返信が必要なメッセージが来た時点で、すぐにそのメッセージに返信をするようにしています。
すぐに返信するのが難しい場合はその旨を返信する
すぐに返信したいけど、返信内容を考えるのに時間がかかったり、その返信に他の人への確認が必要な場合もあるかもしれません。
そのようなときは、その旨をそのまま返信してしまいます。それだけでも相手は自分が今どのような理由で返信が遅れているか分かるので安心するはずです。
自分の仕事は基本的に中断する
基本的に何か返信が必要なメッセージが届いた時点で自分の作業を中断してメッセージを確認し、返信内容を考え始めるようにしています。
もちろん、そうすると自分のやっていたことが中断されますし、返信している間に自分のやっていたことを忘れてしまいそうですが、そのような場合は一時的に自分がやっていたことを軽くメモで残すようにしています。
メモをとるのは多少面倒ですが、返信を送らせないことのほうが全体の仕事の進み方で考えると効率的だと思いますし、そうあってほしいと信じています。
返信が必要ということをメモに残しておく
ときには、休日や外出中などすぐに返信できない状況下で返信を求められるメッセージが届くこともあります。
そのような場合は、先ほどの「すぐに返信するのが難しい場合はその旨を返信する」、もしくは返信しておく必要があるということをメモに残しておくことで、返信忘れを防いでいます。
おわりに
完全に 1 人で、誰とも会話をせずに仕事ができるのなら良いのですが、世の中のほとんどの仕事は他の人とのやりとりが発生します。
自分も時には返信が遅れてしまって申し訳なく思うこともありますが、今後もなるべく一緒に仕事をしている人への敬意を忘れず、気持ちよく仕事ができるように努めていきたいところです。
肉、魚、卵、乳製品をなるべく避ける食生活を1ヶ月やってみた感想
LIFESPAN(ライフスパン)―老いなき世界 という書籍を参考に、約 1 ヶ月間「肉、魚、卵、乳製品」を極力避けた食事をしてきたので、その感想をまとめておく。
結論としては、今の自分にとって完全にこれらを避け続けるのは難しいが、今後もなるべく避けた食生活は送る予定である。
※なぜこれらを避けるべきかについては、過去に 健康のためにやっていることと、やっていないこと【全 17 選】 という記事を書いたので、気になる方は参考にしてみてほしい。
肉、魚、卵、乳製品をなるべく避ける食生活を 1 ヶ月やってみた感想
感想というよりは実践してみた結果を書いている項目もあるが、ご容赦願いたい。
献立のレパートリーに悩む
この生活をやってみた一番の感想は「夕飯に何を食べるか決めるのが難しくなった」ということだ。
これまで、自分はこの生活を送る前は低温調理した鶏むね肉を毎日のように食べており、それが夕飯のメインであった。そこから一転、ほとんど肉を食べないような生活にシフトするとなると、いったい何をメインに食べて生活すればよいだろうか?と非常に頭を悩ませられた。
結果的に、今は主食として オートミール と グルテンフリーのパスタ、ロウカット玄米 を食べている。オートミールに関しては朝食兼昼食として前の晩に豆乳で浸したもの(オーバーナイトオーツ)に、バナナや 冷凍のブルーベリー などを入れたものをチンして食べたり、パスタや玄米に関しては夕食として普通に野菜のソースやカレーで食べたりするのが安定してきた。
もともと料理に時間をかけるほうではなかったので、今も極力手間のかからないメニューを試しているが、それでもまだ慣れておらず毎日似たようなものを食べてしまっている気がする。
今後はもう少しヴィーガン系の料理について調べ、レパートリーを増やしていきたい。
参考:とある一日の食事メニュー
参考までに、一般的な平日の食事内容を書く。
時間 | 内容 |
---|---|
朝 | プロテイン |
昼 | オーバーナイトオーツ(豆乳、オートミール、バナナ、ブルーベリー、シナモン) |
昼過ぎ | プロテイン |
夜 | サラダ(レタス半玉、オリーブオイル、塩)、野菜カレー(玄米一合+レトルトカレー)、キウイ |
プロテインに関しては、最近 ボディウイング社のソイプロテイン を購入したので、これを飲んでいる。しかし味が これまで飲んでいたホエイプロテイン と比べるとあまり美味しくないので少し悩ましいところである・・・。
また、お腹がすく時は追加でナッツや適当なお菓子などを食べてしまうことも多い。
外食が難しい
簡単に想像できることではあると思うが、肉、魚、卵、乳製品を避けた食事をしようとすると、基本的に外食で詰みがちである。
自分はこの一ヶ月間に関しては、どうしても難しい場合はあまり肉、魚、卵、乳製品が入っていなさそうな料理を選んで食べるようにしてきた。特に、肉と魚に関しては完全に避けることは飲食店を選ぶ時点で可能だが、卵や乳製品に関しては入っているかわかりにくいことも多く、非常に悩ましかった。
正直、「多少の卵と乳製品は食べるのを許してくれ」という気分だが、完璧を求めるのであれば事前に完全に調べてからヴィーガン向けのレストランなどに行くか、店員に訊くと良いだろう。
まだまだ国内にはヴィーガン向けの料理を提供する飲食店が少ないので、今後こういったお店が増えてくれると嬉しい。
体重が減った
ただでさえ軽めの体重がさらに減ってしまった。具体的には、だいたい 61kg くらいだった体重が 59kg くらいになった。
これは食べるものを意識した結果、食べる物の量が少し減っていることが原因だと思われる。そもそも少食ではあったが、肉、魚、卵、乳製品を避ける食生活をはじめてからは更に摂取カロリーが減った気がしている(しっかりと計算はしていないが・・・)。
食費はそこまで変わらない
購入する食品は少しオーガニック的なものも増えた気がしているが、全体として食費はほぼ変わらなかった。
自分は以前、糖質制限をかなりガチガチにやっていた時期もあったのだが、それと比べるとまったく家計を圧迫しない印象。糖質制限の場合は炭水化物が摂取できないのでお腹をふくらませるのが難しいが、肉、魚、卵、乳製品を避けるだけであれば上記の通り玄米などは食べられるので、そのへんは大きいかもしれない。
おわりに
食の喜びが制限されてまで健康でいたいか?と言われると「どうせ死ぬなら好きなものを食べて生活したい!」という人も多いだろうが、自分は多少食事が制限されたとしても健康寿命が伸びることの方を優先したい。
例えば以下のデータによると、日本人の平均寿命と健康寿命の差は 2010 年の時点で男性で 9.13 年、女性で 12.68 年となっており、平均的な人でも決して短くない期間、不健康な状態での生活を強いられることがわかる。
平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に制限のある「不健康な期間」を意味しま す。平均寿命と健康寿命(日常生活に制限のない期間)の差は、平成 22 年で、男性 9.13 年、女性 12.68 年となっています。
しかしながら肉、魚、卵、乳製品を避けた食生活をすることの向き・不向きに関しては確実に個人差があると思う。自分はこの生活をすること自体にそこまで苦がなく、むしろ楽しんでいる部分も大きいが、他の人には決して強要はできないと感じている。
とはいえ、特に健康リスクのある食品に関しては、今後は極力摂取を避けたい気持ちが強い。例えばハムやソーセージ、ベーコンなどの加工肉は是が非でも避けたい。
自分の今の食生活に関しては、この記事の最初にも触れた LIFESPAN という本の影響が大きい。人間の老化について興味がある方や、少しでも寿命を伸ばして健康に生活したい方はぜひ一度手にとってみてほしい。
英語ブログをはてなブログからNext.js+Netlifyに移行しました
気分で作った 英語ブログ をはてなブログから Next.js+Netlify に移行しました。
せっかくなので、簡単に移行手順を残しておきます 🙌
移行手順
やったことは以下の通りです 👇
- はてなブログ記事のエクスポートと記事データの整形
- Next.js でブログを作成する
- Netlify にデプロイする
1. はてなブログ記事のエクスポートと記事データの整形
まずはブログの記事データをはてなブログからエクスポートします。
最初、はてなブログの記事のエクスポートを機能を使う想定でしたが、この機能だとエクスポート時に記事の URL を取得できないことが発覚しました。これだとブログの移行後に記事の URL を移行元と同じにしにくいので困ります 😭
そこで、今回は x-motemen/blogsync を利用して記事をエクスポートしました。こちらのツールを使うことで、記事のカスタム URL を Markdown のファイル名としてエクスポートできます✨
これで記事をエクスポートすると、本文は HTML ではなく普段書いたそのままの形式になります。本文には一部 はてな記法 が混ざっていることから、雑にスクリプトを書いて画像を表示する時の書式などを変換しました。
2. Next.js でブログを作成する
自作ブログを作る際に使う技術としては以下が候補に上がりました。
この中から、今回は主に勉強目的で Next.js を選択しました(普段 Nuxt.js ばかり利用しているので)。
ブログの作成は主に Next.js を使った JAMstack なブログの始め方 | gotohayato.com を参考に進めていきました。
その他、RSS フィードやサイトマップの作成は Adding a statically-generated RSS feed to a Next.js 9.3+ Blog - DEV Community 👩💻👨💻 を参考にしました。
まともに Next.js を触ったのは久々でしたが、Nuxt.js を使っているときと比べると型まわりが整備されている印象で、開発体験が良かったです 👍
一方で、RSS フィードやサイトマップの作成に関しては、Nuxt.js であれば nuxt-community/feed-modulex や nuxt-community/sitemap-module があるので、少し面倒に感じました(Next.jsでのサイトマップ生成に関しては IlusionDev/nextjs-sitemap-generator がありましたが、公式が提供するものでなかったのでなんとなく利用しませんでした。RSS フィードを生成するためのライブラリは見つけられなかったです)。
Next.js は、Nuxt.js に比べると良くも悪くも実装時にコードを自分で書くことになると思いました(それでも、普通に React をそのままを使うときよりは書く必要のあるコードはかなり少ないでしょうが)。
3. Netlify にデプロイする
あとは作ったブログをデプロイするだけです。デプロイ先は、慣れている Netlify を選択しました。
設定はデプロイ時に next build && next export
が走るようにするのと、Publish directory
に out
を指定するだけなので非常に簡単です。
最後に独自ドメインを利用していたので、CloudFront にてドメインの設定をして終了です。
おわりに
今回英語ブログを移行したのは、このメインブログの移行のための素振りでもあります。
長らくはてなブログ Pro を利用してきましたが、2 年契約プランが来年の 1 月あたりに切れるので、せっかくなら自作ブログに移行してみようかな、と思った次第ですね。
ただ、英語ブログの移行には Next.js+Netlify を利用しましたが、このブログの移行には Nuxt.js+Vercel を利用する想定です。
「そしたら英語ブログで移行の素振りした意味なくね?」って気がしなくもないですが、記事のエクスポート時に気をつけることは知ることができましたし、十分意味はあったかなと。
ただブログを自作ブログに移行するとなると、多くのことを考慮する必要があって大変だと改めて感じています 😅
以前、ブログサービスや自作ブログに何を求めるか? という記事を書きました。一部重複しますが、このブログを移行する際は少なくとも以下の項目を見直す想定です。
- カテゴリー
- サムネイル
- RSS フィード
- サイトマップ
- OGP
- アクセス解析
- 関連記事
- 人気記事
- 記事作成スクリプト
- 下書き記事の扱い方
- 画像圧縮
- Amazon 商品ウィジェット
- ダークモード対応
特に、はてなブログや WordPress では簡単に利用できる埋め込みコンテンツを自作するのが大変そうです。ここは通常のリンクを貼るだけでも一応体裁は整いますが、記事が味気なくなるので少し考え直したいところ。
まだまだやるべきことは多いですが、地道に移行を進めていきたいですね。
2020年に使ったサブスクリプションのサービス
r7kamura さんのブログ を見ていたら、自分もまとめてみたくなったのでまとめてみます。
Nintendo Switch Online
マリカーとスマブラ、スプラトゥーンあたりのために利用しました。
とはいえ、最近はもっぱらスマブラのためだけに利用しており、スプラトゥーンとマリカーはぜんぜんやっていません。
マリカーに関しては年始あたりくらいまでは腕に自信がありましたが、今は弱くなっていそうで少し怖いです。
YouTube Premium
PC で動画を見れば、ブラウザの拡張機能が使えるので広告を無視することもできるかと思いますが、スマホで見る際はアプリを使ったほうが体験がよく、その場合広告は排除できないので課金をはじめてしまいました。
YouTube Premium の一番の目玉は広告が表示されないことだと思っている人が多いと思いますが、実際は動画のバックグラウンド再生や YouTube Music Premium の利用、動画を保存してオフラインで見る機能もかなり便利です。
YouTube Music Premium に関しては、自分はあまり音楽にうるさくないタイプなので、Spotify などの音楽系のサブスクに登録しておらず、YouTube Music Premium だけで十分満足できます。
そう考えると、月額 1180 円もそこまで高くないかな?と思えてきます。
freee
個人事業主なので確定申告などのために利用しています。
Amazon プライム
利用しているのはほぼ時刻指定配達のみです。音楽は今となっては YouTube Music Premium のほうが優秀だし、プライムビデオとかはほぼ見ないのでちょっともったいない気もしますね・・・。
Google Domains / Cloudflare Registrar / スタードメイン
ドメインの管理に Google Domains、Cloudflare Registrar、スタードメインを利用しています。
スタードメインは昔から使っているドメインがあり、プリペイド方式の関係で利用していますが、残高がなくなったら Cloudflare Registrar に移行するかと思います。
基本的にドメインは Cloudflare Registrar で管理するのが一番低コストのはずです。多少他のサービスと比べると面倒だと感じることもあるかもしれませんが、一度も使ったことがない方は利用の検討をおすすめしたいです。
1Password
パスワード管理ツールは無料のものもありますが、数年前から 1Password を使っているというのと、使い勝手が良いのでこれを使い続けています。
はてなブログ Pro
そういえば、はてなブログ Pro も契約していました。これは 2 年契約で、次の更新は 2021 年の 1 月。これを機に乗り換えるか継続するか悩ましいところである・・・。
mixhost
これまたそういえば、mixhost というレンタルサーバーを契約していた。昔、WordPress でブログをやっていたときのサイトがいくつかこれの上で動いているが、正直なところもう PV もあまりないと思うのでもう消してしまってもいいかもしれない。
mixhost は旧プランを利用しており、他のレンタルサーバーと比較してもかなり安い金額で利用できているとは思う。とはいえ、きちんとブログ運営をしていくのであれば、もっと安定性がほしいのでエックスサーバーとかのほうが良い気がしている。
総評
面倒なので合計金額を出したくないんですが、上記の他にインターネット関連料金も含めると、月に継続的にかかっている費用は 1 万円いかないくらいかな...という感じでしょうか。
定期的に支払いが発生するものは、解約忘れとかあるともったいないのでこれからも定期的に見直していきたいです。
健康のためにやっていることと、やっていないこと【全17選】
「今の不規則な生活を続けていて、将来病気にならないか心配・・・」
「健康のために何かやりたいけど、何から始めればよいか分からない・・・」
このような悩みを抱えている方は多いのではないだろうか。
実は、いくつかのポイントを抑えておけば、健康的な生活を送るのはそこまで難しくない(と、筆者は感じている)。
実際に、筆者はここ数年一度も風邪を引かず、熱も出ずに体調の良い日々を過ごせている。
もし、あなたが健康的な生活を送りたいのであれば、今回の記事で紹介する方法を少しでもいいので取り入れてみてほしい。そうすれば、健康的な生活を送るためにやるべきことと、できる限り避けたほうがよいことが具体的に分かる。
そして、あなたも健康的な生活を送れるようになるはずだ。
健康のためにやっていること
- 筋トレ
- 日焼け止めを塗る
- 湯船に毎日浸かる
- スタンディングデスクを用いての作業
- 水、カフェインレスコーヒー、無添加のプロテインを主な飲料とする
- Oura Ring を用いた睡眠の質のトラッキング
- 脳に良い 10 のフードカテゴリーにあるものを食べる
- サウナに行く
- マヌカハニーをなめる
筋トレ
プリズナートレーニングという自重筋トレを平日の朝にやっている。
健康目的なら、筋トレは自重で十分だと思っており、この方法論であれば最初の負荷がかなり軽いので、習慣化に挫折してきた方でも難なく続けられるはずだ。
日焼け止めを塗る
どちらかというと、健康目的というよりは美容目的のほうが正しいかもしれない。
日焼け止めは基本的に毎朝、顔と腕に塗っている。天気に関わらず、毎朝、必ず塗るようにしている。
スキンケアに関しては、一番効くのが紫外線対策である。化粧水や乳液、洗顔料を使っているのに日焼け止めを塗っていない方は、まず日焼け止めを塗る習慣をつけたほうがよいだろう。
湯船に毎日浸かる
最近は良質な睡眠を得るために、風呂に入る際は湯船に浸かるようにしている。
一人暮らしだと最初は水道代がもったいないと思っていたが、それ以上に睡眠の質を上げることのほうが重要であると判断した。
スタンディングデスクを用いての作業
立ちながら作業していると、ふらっと動く機会が増えるため、運動不足解消に繋がっている。
座って作業することもあるが、仕事をしている日であれば業務時間中の半分以上は立った状態で仕事をすることが多い。
水、カフェインレスコーヒー、無添加のプロテインを主な飲料とする
ここ最近は基本的に水しか飲まない生活を心がけるようになったが、さすがに味気ないのでコーヒーは許してくれ、と思っている。ちなみに飲んでいる水は 日田天領水。
あとは飲料に含まれるかが微妙なラインだが、プロテインも飲んでいる。リミテストのホエイプロテインのココア味 がおいしくて良い(あと安い)。
夏は試しにアイスコーヒーに挑戦してみたが、加藤珈琲店のカフェインレス アイス リキッド コーヒー は美味だった。多少値は張るが、オススメしたい。
Oura Ring を用いた睡眠の質のトラッキング
Oura Ring という、指輪型の睡眠トラッキングデバイスがある。
厳密には睡眠の質以外にもトラッキングしてくれるのだが、自分は主に睡眠の項目をよく確認している。
最近だと、だいたい 8 時間くらいは寝るようにしている。
脳に良い 10 のフードカテゴリーにあるものを食べる
ヤバい集中力 という本があるのだが、その中で紹介されていた「脳に良い 10 のフードカテゴリー」を意識して食生活を組み立てている。具体的には以下の通り。
「脳に良い」フードカテゴリーとあるが、健康観点でも良さそうなので採用している。
サウナに行く
だいたい週に 1 回くらいはサウナに行くようにしている。
社会人になってからハマりだしたサウナだが、健康にも良いらしいのでありがたい。かれこれ 1 年以上は、週 1 でサウナに行く生活が習慣になっている。
マヌカハニーをなめる
マヌカハニーはその高い殺菌能力に期待して、1 年くらい前から舐めはじめた。
当初は冬の期間だけ、夜寝る前になめるようにしていたが、今は時期的なものもあって季節関係なくなる前になめるようにしている。マヌカハニーは殺菌力が高すぎるので摂取しすぎると良くない、という話もあるようなので、量はごく少量にとどめている。
自分がなめているものは 250g で 5000 円くらい と少し高い気もするが、これでもマヌカハニーの中でのグレードは中くらいの位置づけである。また本当に少量の利用であれば長期間持つので、そこまでコスパが悪いわけでもない。
健康のためにやっていないこと
健康になりたいのであれば、実は「何をやるか」よりもむしろ「何をやらないか」の方が大切かもしれない。
- 喫煙
- 飲酒
- 洗顔料、ボディソープ、シャンプーなどを使った洗顔・洗身
- 脳に悪い 7 つのフードカテゴリーにあるものを食べる
- 高頻度でお菓子を食べたりジュースを飲んだりする
- マルチビタミン系サプリの摂取
- 暴飲暴食
- 肉、魚、卵、乳製品の摂取
喫煙
タバコの煙にはベンゾ[a]ピレンという化学物質が含まれている。これが DNA のグアニンに結合して二重らせんが 2 本とも切れ、遺伝子変異を引き起こす。それを修復するプロセスがさらにエピゲノムと代謝の変化をもたらすために、がん細胞が増殖する。
健康になりたいのであれば、喫煙は最も避けるべきもものうちの 1 つである。
特に受動喫煙がひどく、実は喫煙者はたばこを吸っていないときでさえ、吐く息に有害な物質が含まれているとのこと。
喫煙者の吐く息には、タバコを吸っていない時でも、一酸化炭素※ をはじめとするタバコ由来の有害物質(約 4,000 種類)が含まれています。例えば、一酸化炭素は最後の 1 本を吸ってから、最低 8 時間は息から出ています。「ホタル族」と言われるように外でタバコを吸っても、その後の吐く息で有害物質を撒き散らしていることになります。そして、周囲の人達は、見えないタバコの害をいつまでも受け続けるのです。
そもそも自分は喫煙者というわけでもなく、喫煙自体も一度も行ったことはないのだが、これまで受動喫煙には何度も苦しめられてきた。今後もなるべく受動喫煙をしてしまわないように心がけたい。
飲酒
飲酒に関しては、適量であれば健康的という意見もあるが、そもそもあまり好みでない人が健康目的で飲もうとするのは良くないと思っている(自分もその中のひとり)。
アルコールはたばこと同じく依存のリスクがあるので、今後もあまり飲まない生活を心がけたい。
洗顔料、ボディソープ、シャンプーなどを使った洗顔・洗身
個人的に、現代の人間は過度に洗浄し過ぎだと思っている。ほとんどの汚れは水で流せば取れるし、それで体が臭くなることもない。
自分も最初は湯シャンに挑戦して失敗した経験があるが、湯シャンに体を適応させるには徐々に慣らしていくことが大切である。
つまり、普通のシャンプー → 無添加のシャンプー → せっけん → 湯シャン、といった流れだ。自分は現在の湯シャン生活を行う前は、アレッポの石鹸という石鹸で全身を洗っていた。
同様に、洗顔もやるべきではないという結論になった。洗顔料を使っていた時期とそうでない時期を比べると、明らかに洗顔料を使っていた時期のほうが顔から油が無駄に出やすくなっていたように感じる。
風呂上がりに保湿はしているが、それも ワセリン を少量塗るくらいである。
脳に悪い 7 つのフードカテゴリーにあるものを食べる
「脳に良い 10 のフードカテゴリー」と似たような感じで、悪いフードカテゴリーもあるのでそこにあるものはあまり食べないようにしている。
「外食」という雑な項目があるのが面白い。だが確かに、健康を意識するのであれば過度な外食は控えてなるべく自炊すべきだと思う。
高頻度でお菓子を食べたりジュースを飲んだりする
脳に悪い 7 つのフードカテゴリーとも少し重なるが、極力お菓子やジュースは控えるようにしている。
個人的に、これはかなり難しい。これは今回紹介したリストの中でも比較的最近意識し始めたものだが、特に自分はコーラが好きでよく飲んでいたので、なかなか厳しいところである。
とはいえ、お菓子に含まれる添加物の量やジュースの糖分・人工甘味料を考えると、頻繁に大量に摂取すべきではないと思う。今後も自分がストレスにならないバランスを考えつつ極力控えるようにしていきたい。
ちなみに、もしお菓子が食べたいのであればオススメしたいのはカカオ 70%以上のチョコレートとナッツ類である。カカオ 70%以上のチョコに関しては苦いと感じる人もいるかもしれないが、自分は以前 カカオマス (カカオ 100%)を食べていたおかげで、80%以上のチョコでも十分おいしいと感じるようになった。
マルチビタミン系サプリの摂取
マルチビタミンに限らないが、サプリに関しては実は摂取することによってガンのリスクが高まるものもあり、とりあえず何でも摂取しておけばよいというものではないので注意が必要である。
昔は 色々サプリを摂取していた が、今では ロディオラ しか飲んでいない。
暴飲暴食
食べすぎないように意識している。人間にとって、一日三食は多すぎる。できれば一日一食、もしくは二食で良い。
私は約 25 年にわたって老化を研究し、何千本という科学論文を読んできた。そんな私にできるアドバイスが 1 つあるとすれば、「食事の量や回数を減らせ」である。長く健康を保ち、寿命を最大限に延ばしたいなら、それが今すぐ実行できて、しかも確実な方法だ。
肉、魚、卵、乳製品の摂取
「脳に良い 10 のフードカテゴリー」と若干矛盾する項目もあるが、最近は極力これらの食品を食べないようにしている。
動物性タンパク質にマイナス面のあることは、ほとんど議論の余地がない。動物性に片寄った食生活を送っていると、心血管系疾患による死亡率とがんの発症率が共に高まることが数々の研究で報告されている。加工した赤身肉はとくにいけない。ホットドッグやソーセージ、ハムにベーコン。素晴らしく美味であっても、恐ろしく発がん性が高い。そのことは何百という研究で指摘されており、結腸・直腸がん、膵臓がん、前立腺がんとの関連が確認されている。
とはいえ、これまで普通に生活してきた人がいきなりこれを実践するのはかなり難しいはず。自分もそうであるが、最初はなるべく食事の際にこれらの食品を選ばないように意識することから始めるのが良いだろう。
これは余談だが、もし本格的にこの生活ができるようになれば、それってヴィーガンとほぼ同義ではないか?ということで、最近はヴィーガンの食生活に興味がある。
おわりに
色々書いてきたが、全体を通して重要だと感じることは以下の 2 点である。
- 自然っぽいことをやる
- バランスを心がける
「自然っぽいこと」というのは、例えば食事に関してはあまり加工されていないものを食べたり、現代人ではなくちょっと昔の人がやっていたような生活をイメージした食生活を心がけたりする、といったことだ。
自分も昔は効率を意識するあまり、手軽に摂取できる加工されまくった食品やサプリを常用していたが、加工されているということはつまりそれだけ添加物も含まれているということなので、その点は意識したほうが良いだろう。
次にバランスの話だが、これは現代に生まれた以上、とはいえ便利なものが多く、加工された美味しいものはたくさんあるので、それらとの折り合いをつけた生活を心がけるということだ。
この記事の内容と似た情報源は他にも数多くあるが、そのほとんどに対して「常人にはできない」「人生つまらなそう」「極端すぎる」といったコメントが見受けられる。
確かにそうかもしれないが、自分も誘惑に負けることはあるし、完璧にこれらの内容を実践するのは難しいと思うので、個々人でちょうど良いバランスで取り入れていくのが大切である。
今後もこの記事に書いた内容をできる限り実践して、健康的な生活を送り続けていきたい。